みなさん、供血猫って知ってますか?
人間と同じように、ネコさんにも輸血が必要なことがあります。
大きな病気や怪我をして手術をするとき。
貧血性の病気の治療をするとき。
そんな時に輸血に協力するネコさんの事を「供血猫」といいます。
ねこんチでご縁のあった方から年末に相談を受けて、
うっちゃん、供血猫になってきました。
【うっちゃん】
ねこんチで飼ってる8才のおじさんネコ。
食欲旺盛な6.5キロ。
おっとり優しくて、ネコ達のお父さん的存在。
うっちゃんがいる所には、いつもネコ団子ができてるよ。
寝転んでるとひっついてくるネコがいて。
座っててもひっついてくるネコがいて。
いい所をみつけてもひっついてくるネコがいて。
いつもいつもうっちゃんのいる所にはネコが集まってきます。
なかなか1匹でのんびりできず、しんどそうな事もありますが、
包容力の塊のようなネコさんです。
うっちゃん、おととし、7才になったばかりの時にも供血猫になりました。
で、今回は8才。
この3月になったら9才になります。
年齢的にも供血猫になるのは最後だからがんばろうね、うっちゃん。
出発前にケージに入れていると、ネコたちが集まってきます。
「なんでそんなトコにいてるの?」
って思ってるのかな。
今回は、夕方からの輸血だったので1泊2日。
ちょっと不安そうなうっちゃん。
うっちゃん、がんばってきてね。
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そして翌日・・
うっちゃん、無事に帰って来ました。
ガッツリ頸動脈のところの毛、前足の毛も剃られてますね。
でもそれは、供血猫の勲章。
おつかれさま、うっちゃん。
帰って来て、しっかりゴハンも食べて、その後は爆睡zzz
疲れももちろんあるだろうし、身体を回復させてるんでしょうね。
そしてこれは年末の話で、
実は今回は年始にもう1回供血猫になったんですよね。
年末の輸血後、相手のネコさんの調子が一旦戻って喜んでいたのですが、その後また極度の貧血状態になったそうで、同じネコからの輸血が望ましいとの事でした。
輸血の間隔が3週間ほどだったので、さすがにうっちゃんの体調が心配だったけど、獣医さんの「大丈夫」を信じて年始も送り出しました。
2回目の輸血から帰って来た時は、さすがにうっちゃんも少ししんどそうでしたが、しっかり食べて寝て日に日に元気になりましたよ。
供血猫さんは動物病院で飼育されている事もありますし、
動物病院でドナー登録を募集している事もあります。
今回のように知人から話がくる事もあります。
おおまかな条件は以下になる事が多いようです。
- 1~7才で健康である
- 病院に慣れている
- 体を触られるのに抵抗なくスムーズに採血ができる
- 体重4kg以上
- 混合ワクチンの接種を毎年受けている
- 猫エイズウイルス、猫白血病ウイルスが陰性である
- 雄または出産経験のない雌、避妊している雌
- 室内飼育で、屋外の猫との接触がない
- 輸血を受けたことがない
ご興味のある飼い主さんは「供血猫」で調べてみて下さいね。
そして今日。
うっちゃんの周りにはいつも通りネコさんがいっぱいです。
ブログを書きながら、再度様子を見に行くと・・
うっちゃんを中心にひっついて眠っていましたよ。
いつも本当にありがとう、うっちゃん。
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